みなさん,こんにちは.
先日,令和6年度福井県原子力総合防災訓練に参加してきました.
今回は,原子力災害発生時における被ばく傷病者の処置に関わる機会がありました.
私は診療放射線技師ですので,作業中は,汚染箇所の測定や除染方法の確認が主な役割となります.
実際には,全身に不織布製防護服のスーツを着用して作業するため,視界や動作が制限されてしまいます.
この状況で必要な測定を行い,汚染を広げないよう慎重に作業を進めることが求められます.
現場では,普段の病院内とは異なる緊張感があります.
正確かつ迅速な対応が必要な場面が多く,改めてこの訓練の重要性を再認識しました.
特に,被ばく傷病者の処置は,救命を最優先にしながら多職種スタッフと連携することが大切であり,測定や除染を進めるためには,いかに情報を正確に共有し,迅速に行動するか,そして円滑なコミュニケーションが不可欠だと実感しました.
災害時には,人とのつながりも重要になると感じています.
これからも原子力災害に対する活動に参加し,技術の向上に努めていきたいと考えています.
また,福井への移動には,北陸新幹線を利用しました.
車内を見渡してみると,新幹線の開通効果か,多くの外国人観光客が乗車しており,北陸が観光地として人気を集めていることを感じることができました.
北陸の魅力を知ってもらえれば嬉しいです.