大学院医歯薬保健学研究科(博士課程) 竹内 有樹
平成28年4月に大学院へ入学させていただき、日々の診療業務と兼務しながら研究活動を行っています。私の研究テーマは食道癌根治的化学放射線療法後の晩期心肺有害事象と心肺への照射線量との関係を、生物学的等価線量を用いてその相関を評価するものです。食道癌に対する化学放射線療法の治療成績が向上するに従い、晩期心肺合併症がQOLを損ねる例も散見されてきました。同時に心肺への照射線量と晩期心肺合併症の相関を検討した報告もありますが、十分とは言えずコンセンサスを形成するには至っていません。無論、生物学的等価線量を用いた報告はありません。今回の研究結果を基にして、より正確な心肺への照射線量の閾値を探ることができれば、食道癌へのIMRTのより安全な臨床応用につながるものと考えています。良いデータが取れることを祈りつつ、日々コツコツと研究しています。