故きを温ねて新しきを知る

「過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解を得る」

これは研究を行う心構えとして非常に重要なことだと考えています。新しいことを発見したいのならば先行研究を隅々まで理解し、そのうえで過去から未来に繋がる何かを学ぶ姿勢が求められているのではないでしょうか。

 

これは、私の趣味でもある写真撮影にも言えることです。

1年ほど前までは一眼レフを主体に風景撮影を嗜んでいましたが、最近ではレトロなフィルムカメラに原点回帰しております。

フィルムの流通が減少し、それに伴う値段の高騰によりコストがかかる(24枚撮影用フィルムがおよそ1000円)ためお財布事情には全然優しくありませんが、フィルム独特のノスタルジックな雰囲気は一眼レフでは再現できません。

私は平成生まれですのでフィルムが主流であった時代のことを知りません。

そのため、当時は当たり前のことであった写真を現像するまで撮ったものを確認できないワクワク感や、フィルムの巻き上げ作業などがむしろ新鮮に感じられるのかもしれません。

写真の古きを知ることで、様々な技術や考え方に触れることのできる良い経験になりました。

古きものを知ることは大切なことです。

 

修士1年  R.I.

 

 

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