はじめまして。
この春から入学し、研究室の一員となりましたM1です。4月に入学してから数か月が経ちましたが、振り返ると毎日が新しい発見の連続で、とても充実した日々を過ごしています。研究を進める中では、思うように結果が出ないことや、初めて直面する課題に悩むこともあります。しかし、河原先生をはじめとする先生方からの丁寧なご指導、そして先輩方からの温かいサポートのおかげで、一つひとつ課題を乗り越えながら少しずつ成長できていると感じています。
そんな大学院生活の中で、私が大切にしている時間があります。
それは「喫茶店巡り」です。
私は昔から落ち着いた空間でゆっくり過ごす時間が好きで、休日や旅行の際には、その土地の喫茶店を探すことが楽しみの一つになっています。喫茶店の魅力は、単にコーヒーや食事を楽しむ場所というだけではないところにあります。店内に流れる時間、少し年季の入った家具、壁に飾られた写真やメニュー、そして店主さんのこだわりが詰まった一杯のコーヒー。同じ喫茶店というジャンルでも、お店ごとに全く違った雰囲気があり、その空間にいるだけで、その店が歩んできた歴史を感じることができます。
ちなみに、よく見かける「純喫茶」という言葉には、少し意外な由来があります。昭和初期頃には、コーヒーや紅茶を楽しむ場所でありながら、お酒を提供する店も増えていたそうです。その中で、アルコールを扱わず「純粋にコーヒーを楽しむ店」と区別するために「純喫茶」という呼び方が生まれたと言われています。今では「昔ながらの雰囲気を持つ喫茶店」という意味で使われることが多いですが、もともとは[コーヒーを楽しむ場所]としてのこだわりが込められた言葉だったということを知った時は、とても面白く感じました。
また、普段何気なく飲んでいるコーヒーですが、実はコーヒー豆は「豆」ではなく、コーヒーノキという植物の果実の種です。赤く熟した実は「コーヒーチェリー」と呼ばれ、その中にある種を取り出し、乾燥や焙煎などの工程を経て、私たちが普段飲んでいるコーヒーになります。さらに、同じ豆でも焙煎度や抽出方法によって味わいは大きく変化します。酸味が強く果実感を感じるもの、深い苦味やコクを楽しめるものなど、コーヒーには想像以上に奥深い世界があります。
広島県に来てからは、時間を見つけては市内や周辺の喫茶店を巡ってきました。現在では広島県内の気になる喫茶店はかなり訪れることができましたが、まだまだ知らない魅力的なお店はたくさんあります。旅行へ行く際にも、観光地だけではなく、その土地の喫茶店を探すことが楽しみになっています。
そして、喫茶店巡りの中でも特に好きなのが「プリンアラモード」です。昔ながらの少し固めのプリン、色鮮やかなフルーツ、生クリーム、そして銀色の器やガラス皿に盛り付けられた姿はなぜかすごくワクワクします。実はプリンアラモードは日本生まれのデザートで、横浜のホテルニューグランドで誕生したと言われています。戦後、日本を訪れた外国人客をもてなすために考案されたメニューで、当時としては珍しかったプリンやアイスクリーム、フルーツを組み合わせた華やかなデザートでした。いまでは全国の喫茶店で親しまれていますが、プリンアラモードには、戦後の日本が海外文化を取り入れながら発展していった歴史も詰まっています。
また、個人的には味だけではなく、器にも大きな魅力を感じています。喫茶店でよく使われる銀色の舟形のお皿やレトロなガラス皿を見ると、「この器だからこそプリンアラモードが完成する」と感じます。(縦型も好きです。写真あり。)最近では、プリンアラモードを食べるだけではなく、自分でもその雰囲気を楽しみたいと思い、食器屋さんへ行ってプリンアラモードに合う器を探すことも増えました。
いつかの夢は、全国の喫茶店を巡り、自分だけの喫茶店マップを完成させることです!!
M1としてまだまだ学ぶことは多いですが、先生方や先輩方から多くのことを吸収しながら、一歩ずつ成長していけるよう努力していきます。 そして、研究室で過ごすこの貴重な時間を大切にし、充実した大学院生活を送っていきたいと思います。
M1 S.Y.












