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放射線腫瘍学講座の歴史と概要

広島大学における放射線治療部門は、かつて小山豪教授、勝田静知教授、伊藤勝陽教授の時代に、放射線医学講座の一部門として数名の専門医によって運営されていました。しかし、近年の放射線治療技術の進展に伴い、放射線診断学および放射線腫瘍学の専門性に対する認識が深まる中、全国的にこれらの分野を独立させる必要性が高まってきました。この流れを受け、平成19年9月に広島大学病院に放射線治療部が設立され、平成20年1月には、初代部長として永田靖教授が京都大学から着任されました。

永田教授の尽力により、平成21年4月には広島大学医歯薬学総合研究科内に放射線腫瘍学講座と放射線診断学講座が設立され、永田教授が放射線腫瘍学講座の初代教授に就任されました。また、平成22年2月には放射線診断学講座に粟井和夫教授が着任されました。平成24年には医歯薬学総合研究科が保健学科と統合され、大学院医歯薬保健学研究科が誕生し、さらに平成31年には大学院医系科学研究科へと名称が変更されました。

そして、令和6年9月1日、永田教授の後任として、村上祐司教授が放射線腫瘍学講座の第2代教授に着任しました。