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放射線治療医の一日

8:00- VMATカンファレンス(毎日)

放射線治療医および医学物理士が参加し、VMAT(Volumetric-modulated arc therapy; 強度変調回転放射線治療)で治療する患者さんのコンツーリング(輪郭設定)や線量分布図などの治療計画を科内で提示します。カンファレンスでは指導医からの洞察に富んだ指摘もあり、勉強になると同時に自身のスキルアップが実感できます。

9:00- 新患外来

新たに紹介された患者さんの初診を担当します。放射線治療が適応と判断された場合には、自身が担当医として治療計画の立案から実際の治療、治療中のフォローアップまでを担当します。診察前には必ず上級医と十分に相談し、疑問点を解消した上で診療に臨みます。

13:00- 治療計画

治療計画はまず自分一人で作成し、その後指導医に確認してもらいます。最初に自分で計画することで課題や修正点が明確化されます。この時間に限らず、外来・カンファレンス・病棟診察など以外の時間は治療計画に充てることができます。

17:00- 放射線治療カンファレンス(週1回)

直近の1週間で治療開始した患者さんのプレゼンを行ったり、治療中の患者さんの状況を確認したりします。相談したい症例があれば、ここで提示して科内で方針を検討します。

その他
  • 午後- 他科とのカンファレンス(週1回)
    他科とのカンファレンスを定期的に開き、放射線治療を含めた治療方針の検討を行っています。当院では多職種を含めたカンファレンスを行うことで、様々な視点から患者さんの問題点や治療法を考えることができ、学ぶことが多いです。
  • 組織内照射(主に水曜日)
    当院で行う子宮がんの腔内照射は、器具の挿入を含めて放射線治療医が担当します。治療計画装置で計画を作成する以外にも、こうした手技を習得することができます。
17:30 業務終了~帰宅

カンファレンスの有無などにより日によって異なりますが、通常は17:00〜17:30頃には業務が終了します。担当している患者さんの治療計画がある場合は、その作成を行います。治療計画は、手術や処置のように時間に追われることが少なく、自分のペースで取り組めるため、プライベートの予定も立てやすく、時間を有効に活用できます。

休日

週末や祝日は、研究会など特別な予定がない限り基本的に自由です。家族との時間を楽しんだり、趣味に打ち込んだり、自習をしたりと、各自が思い思いに過ごしています。